メディカルハーブ辞典 HARBPEDIA-ハーブペディア-

タイ伝統医学では、古来より200種類以上にも及ぶ毒を解毒する薬草として重用されてきたハーブです。
近年、各研究機関で発表された研究機結果は、殺虫剤Folidol-Eの解毒にたいして優れた効果があるものや、有機リン系の農薬の解毒実験では、ランチューの葉のエキスを投与すると、コリンエステラーゼ酵素が活性化して農薬の解毒に有意な効果を示した、またチャオプラヤーヨマラート病院の臨床実験の結果では、除草剤パラコートの曝露患者にランチューの葉のエキスを与えた場合の生存者は、統計的に優位な値を示した。等の報告があります。
他に、鉛中毒での脳神経障害の解毒回復実験、アルコールの解毒臨床実験では、肝臓内の過酸化脂質が有意に低下し、血中アルコール濃度の低下と、胃部、肝臓部でアルコール脱水素酵素（ADH）の有意な活性増加が確認されている。また、生体反応に於いては、ドーパミンとセロトニン等の脳内伝達物質の有意な増加も確認されている。他に、優れた抗炎症作用を有し、ポリフェノール群、フラボノイド群を含有し、抗酸化作用、過酸化脂質の除去に、有意な反応が確認されている。

Thumbergia laurifolia Linn（Acanthaceae)-学名-

デトックス効果（鉛、水銀、ヒ素などの重金属をデトックス）脂質代謝効果、学習記憶障害の改善予防、ドーパミン、セロトニンの代謝活性、肝保護作用、活性酸素除去